米国クレジット・カード事情その後

1995年03月01日

(上田 晶平)

(片山 康)

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■見出し

はじめに
1.米国のリボルビング・カード業界
2.リボルビング・カードにおける銀行の衰退とノンバンクの台頭
3.カード業界の今後
4.最後に

■introduction

米国のクレジット・カード業界については92年9月号でもレポートとしてまとめたが、当時は米国が湾岸戦争後の不況下にあり、個人破産が急増してクレジット・カード各社の貸倒れが増加していた時期であった。そのレポートでは特にリボルビング・カード会社の収益の分析や、収益改善に向けた取り組みを中心に述べたが、この2年半の間に個人破産は減少し、貸倒れ率も改善してきた。その一方で、リボルビング・カード業界の収益性に注目した他業界からの参入や低金利を売り物にしたノンバンクの成長もあり、従来からリボルビング・カードを発行している銀行は地位を低下させている。今回のレポートではその点にも焦点を当てながら、最新のクレジット・カード業界をみていきたい。

上田 晶平

片山 康

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