1995年01月01日
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<要旨>
米国はソフト・ランディングし、イギリスも成長鈍化しよう。ドイツ(旧西独)は回復が明確化、日本は回復定着を目指す段階-と跛行的である。こうした中、アジアの高成長は続こう。
I.海外経済~米英は成長鈍化、ドイツは回復明確化、アジアは高成長
II.日本経済~95年度は1.3%成長、望まれる構造改革の推進
日本の現状は「回復の曙光がみえ、定着を目指す」段階である。規制緩和の推進、内外価格差是正を基本政策に据えつつ、企業部門でのリストラ・体質強化を軸とした構造改革が課題であろう。改革の円滑推進のためにも、景気支持的なマクロ政策が望まれる。