
経済研究部 上席研究員
三尾 幸吉郎(みお こうきちろう)
研究・専門分野
中国経済
自己紹介 経歴
研究分野・専門分野 | 中国経済 |
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自己紹介 |
中国経済の調査・分析・予測を担当しております。中国のこれまでの経済発展の歴史を踏まえた上で、経済構造のトレンド変化や中国の最高指導部が打ち出す構造改革の真意を読み解くとともに、中国より先行して経済発展した日本や韓国などの成功例や、経済発展の途上で「中所得国の罠」に陥ってしまった国々の失敗例を参考にしつつ、中国経済を予測しています。また、中国で公表される景気指標を独自の手法で分析したレポートを毎月発表、日本や米国の投資顧問会社などで通算27年に渡る証券運用の実務経験を生かして、中国を含む世界の動きを解説すべく「図表でみる世界経済」を随時発行したりしております。そして、中国への証券投資、中国での製造や販売、中国から訪れる旅行者のインバウンド消費など、日本人が展開する中国ビジネスに貢献していきたいと思っています。 |
経歴 |
【職歴】 ・1982年 日本生命保険相互会社入社 ・1994年 米国パナゴラ投資顧問派遣 ・2000年 ニッセイアセットマネジメント株式会社入社 ・早稲田大学ファイナンス研究センター非常勤講師(2004年-2005年) ・2009年 ニッセイ基礎研究所 経済調査部門 ・2013年7月より現職 【加入団体等】 ・日本証券アナリスト協会 検定会員 【著書】 『アジアの生命保険市場-現状・変化と将来展望』 著書:ニッセイ基礎研究所(編) 出版社:文眞堂 発行年月:2017年10月 『生命保険会社の金融リスク管理』(部分執筆) 著書:生命保険文化研究所 (著)、生命保険金融リスク研究会 (著)、小川 英治 (監修) 出版社:東洋経済新報社 発行年月:2000年12月 『金融リスク管理戦略』(部分翻訳) 著書:フィリップ ジョリオン (著)、サーキス・J. コーリー (著)、Philippe Jorion (原著)、 Sarkis Joseph Khoury (原著)、小川 英治 (翻訳)、 生命保険文化研究所生命保険金融リスク研究会 (翻訳) 出版社:東洋経済新報社 発行年月:1999年10月 |
三尾 幸吉郎のレポート
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2023年11月24日
中国経済の見通し-2023年は前年比+5.2%。24年は同+4.6%、25年は同+4.4%と段階的に減速
第3四半期(7-9月期)の経済成長率は実質で前年同期比+4.9%と、前期(4-6月期)の+6.3%から伸びが減速した。他方、季節調整後... -
2023年10月27日
中国経済の現状と注目点~一段の悪化には歯止め。不動産低迷が続く中、政府は国債を増発へ
第3四半期(7-9月期)の経済成長率は実質で前年同期比+4.9%と、前期(4-6月期)の+6.3%から伸びが減速した。他方、季節調整後... -
2023年09月29日
中国経済:景気指標の総点検(2023年秋季号)
第2四半期(4-6月期)のGDP成長率は、実質で前年同期比6.3%増と、前四半期(同4.5%)から高まったが、前期比(季節調整後)では... -
2023年08月25日
中国経済の見通し-2023年は前年比5.0%増、24年は同4.5%増。下振れリスクには要注意
第2四半期(4-6月期)の経済成長率は実質で前年同期比6.3%増と、前期(1-3月期)の4.5%増から伸びが加速した。もっとも、これは...
三尾 幸吉郎のパブリシティ
著書
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アジアの生命保険市場II-パンデミックを踏まえた発展・変容と将来展望
- 著者:
- ニッセイ基礎研究所(編)
- 出版社:
- 文眞堂
- 発行年月:
- 2022年10月
- 定価:
- ¥3,850(税込)
※当研究所、三尾幸吉郎・片山ゆき・中村亮一・斉藤誠・松岡博司・松澤登・金明中・有村寛が執筆。
経済成長の中、アジアの生保市場は発展・変容し続けている。コロナ禍での負の影響だけではなく、消費者のリスク・保険ニーズの意識の向上、商品・販売面での的確な対応、保険企業の経営の近代化・高度化とデジタル化の促進という観点で大きな転換点に立っている。アジアの主要な生保市場の動向・変化の重要点をニッセイ基礎研究所が分析・解説。
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3つの切り口からつかむ図解中国経済
- 著者:
- 三尾 幸吉郎(著)
- 出版社:
- 白桃書房
- 発行年月:
- 2019年08月
- 定価:
- ¥2,315(税抜き)
※当研究所、三尾幸吉郎が執筆。
中国は広大な国土、14億の人口を抱え世界第2位のGDPを持ち、全世界に多大な影響を及ぼしているが、独特の経済運営がなされ、情報統制もあり、経済の実態はあまりにも知られていない。
日本とも、さまざまな外交的な軋轢はあるものの、中国への工場進出だけでなく、消費財の輸出、インバウンド需要などで関係は強まり、その概略の把握はビジネスパーソンの教養となってきている。 本書は、中国経済の分析を専門とするエコノミストが長年のノウハウを活かし、中国当局発表の統計だけでなく、国連やIMFなどが発表したものも駆使。その実情をビジュアルに描き出す。
複雑に入り組んだ問題を抱える超大国・中国を平易に記述、説明するのは至難の業だが、本書は、分野別に基本的な統計を示した「中国経済アウトルック」、ニュース等でよく聞く用語を切り口にまとめた「中国の先行きを読み解くキーワード」、長期に注目されるテーマを取り上げた「中国経済深層分析」の3編に分けたことで、多角的な理解ができ、気になる章から読むことも容易な編集としている。 -
アジアの生命保険市場-現状・変化と将来展望
- 著者:
- ニッセイ基礎研究所(編)
- 出版社:
- 文眞堂
- 発行年月:
- 2017年10月
- 定価:
- ¥3,400(税抜き)
※当研究所、平賀富一・三尾幸吉郎・片山ゆき・中村亮一・斉藤誠・松岡博司・小林雅史・金明中が執筆。
アジアの経済発展の中、各国の生保市場は急速に拡大・変化している。今や、欧米日企業のみならずアジアの地場有力企業も交えた競争が激化し、革新的な生保商品や販売チャネル・手法が続々と導入されている。他方、各市場の発展の格差・ひずみなど諸課題を克服しつつ、消費者ニーズに応えた健全な市場としての発展も求められている。各市場を巡る重要ポイントをニッセイ基礎研が分析・解説する
講演・学会報告
講演日 | 講演タイトル | 主催 |
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2022年11月30日 | 東アジアの政治と経済II(中国経済) 「中国の経済と国際問題」 | 二松学舎大学 |
2022年06月20日 | 産業経理協会 経済時事講座「中国経済の現状と当面の注目点」 | 一般財団法人産業経理協会 |
2022年02月16日 | 第3回 新潟国際ビジネス研究会 「中国経済の最新動向について」 | 新潟商工会議所 |
TV出演
放送日 | 内容 | 番組名 |
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2021年12月20日 | マーケット一目瞭然 「中国利下げ」 | BSテレ東 「日経ニュース プラス9」 |
2021年03月05日 | 多国間協定への積極的な参加は中国にとって極めて重要である | 中国上海東方衛星テレビ 「世界看両会(世界が注目する中国の両会)」 |
2020年02月20日 | 全人代異例の延期 徹底討論! 新型コロナ中国の危機 | BS日テレ 「深層NEWS」 |
新聞掲載
掲載日 | 媒体 | タイトル |
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2023年08月30日 | 読売新聞 朝刊 9面 | 中国の日系飲食店 苦慮 水産物禁輸 |
2023年08月17日 | 朝日新聞 朝刊 5面 | 7月訪日客 コロナ前の77%に回復 |
2023年07月22日 | 産経新聞 朝刊 3面 | 中国、軍事技術高度化に支障 |
雑誌等掲載
掲載日 | 媒体 | タイトル |
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2023年10月20日 | 共同通信 | 視標 「中国経済減速」 不動産不況起因の危機防げ 公的資金用いた対策必要 |
2023年05月号 | 東亜 2-9P | コロナ禍で乱高下した中国経済と今後の展望 |
2023年04月18日号 | 週刊エコノミスト 71P | 中国1~3月期GDPを発表(4月18日) 実質成長率は4%台か |
所属部署
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コンテンツ紹介
お知らせ
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2023年07月03日
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2023年04月27日
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