2021年11月17日

海底火山噴火の軽石漂着被害-こんな被害が起きると想定されていたか?~災害・防災、ときどき保険(17)

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩

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■要旨

海底火山である福徳岡の場は、8月13日に噴火が確認された。その際噴出した大量の軽石が、黒潮に乗るなどして遠く離れた沖縄県などの沿岸に漂着し、生態系へのダメージ、あるいは船舶の運航への支障などの被害が生じている。また今後本州にも被害が拡がるとの予測もあり、引き続き注意が必要である。国も漁業などの経済的な損失を補填するなどの動きを始めている。こうした状況を受けて、火山噴火被害の想定と対策をさらに高めるような検討が行われるのではないか。

■目次

1――わが国の最近の火山活動
2――軽石漂着被害の状況
  1|被害の様相
  2|被害への対応と今後の見通し
  3|今回の被害に何を学ぶのか
3――おわりに~民間の保険は何かの役にたつか
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保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩 (やすい よしひろ)

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1987年 日本生命保険相互会社入社
     ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
     2012年 ニッセイ基礎研究所

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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【海底火山噴火の軽石漂着被害-こんな被害が起きると想定されていたか?~災害・防災、ときどき保険(17)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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