2021年11月15日

進む育児・教育の‘家族化’(中国)

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 片山 ゆき

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■要旨

中国では、子どもの出生から成年になるまでの教育に関する施策が相次いで発出されている。来年1月からは、こどもへの‘しつけ’など家庭内教育や保護者の責任強化を盛り込んだ家庭教育促進法が施行される。中国では保育所が少なく、育児そのものの家族負担が重い中で、政府による教育関連の規制強化は、少子化対策に逆効果をもたらすリスクもある。

■目次

1――家庭での子どもへの‘しつけ’も国が法律化
2――子どもの睡眠に最も影響があるのは、「毎日、宿題をする時間が長すぎる」こと
3――育児・教育の更なる家族化、規制強化は、少子化対策において‘諸刃の剣’となる可能性も。
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき (かたやま ゆき)

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴
  • 【職歴】
     2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
     (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
     ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
     (2019年度・2020年度・2023年度)
     ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
     ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
     日本保険学会、社会政策学会、他
     博士(学術)

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レポート紹介

【進む育児・教育の‘家族化’(中国)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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