- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- REIT(リート) >
- 2025年のJリート市場は4年ぶりに上昇。水準訂正が進むもNAV倍率1倍回復は持ち越し~今年も金利に負けない賃料増額の実現に期待~
コラム
2026年01月09日
2025年のJリート市場は4年ぶりに上昇。水準訂正が進むもNAV倍率1倍回復は持ち越し~今年も金利に負けない賃料増額の実現に期待~
03-3512-1858
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
- 2025年のJリート(不動産投資信託)市場を振り返ると、東証REIT指数は+21.8%上昇し、4年ぶりのプラスとなった。オフィスを中心に好調な賃貸市況が継続したことや、需給面ではJリート投信からの資金流出が一巡し、需給懸念が後退したことも市場心理を明るくした。
- 業績面では、賃貸収益の拡大や不動産売却益の還元強化が寄与し、市場全体の予想1口当たり分配金は昨年末比+7%増加し、1口当たりNAVも同+3%増加した。この結果、12月末時点のバリュエーションは分配金利回りが4.5%、NAV倍率が0.95倍となった。
- 2026年は、国内では日銀の金融政策やオフィス市場の行方に関心が集まる。ニッセイ基礎研究所は年1回、政策金利1.0%への引き上げを想定しているが、為替・インフレの動向次第では利上げ余地が高まる可能性に注意したい。一方、東京オフィス市場では人材採用の強化やオフィス環境整備を目的とした企業の拡張ニーズが旺盛であり、2029年に2024年対比で+18%の賃料上昇を見込んでいる。
- Jリート市場は水準訂正が進んだものの、市場全体のNAV倍率は依然として1倍を下回っている。NAV1倍割れは3年以上に及ぶが、一般に「スランプも3年続けば実力」とも言われる。「今なお有事」との認識を共有し、金利に負けない賃料増額の実現など、バリュエーション改善に向けた不断の取り組みが求められる1年となろう。
(2026年01月09日「研究員の眼」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1858
新着記事
-
2026年01月15日
家計消費の動向(二人以上世帯:~2025年11月)-実質賃金マイナス下でも底堅い消費、「メリハリ消費」が定着 -
2026年01月15日
「内巻き」への反発が変える、働き方の変化(中国) -
2026年01月14日
中国の貿易統計(25年12月)~輸出入ともドル建てで加速。対米輸出は減少が続く -
2026年01月14日
貸出・マネタリー統計(25年12月)~銀行貸出の急拡大が続く一方、日銀の資金供給量は減少加速 -
2026年01月14日
IAIGsの指定の公表に関する最近の状況(16)-19の国・地域からの60社に-
お知らせ
-
2025年12月16日
News Release
令和7年度 住宅ストック維持・向上促進事業「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」に関するシンポジウムの開催
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年12月01日
News Release
【2025年のJリート市場は4年ぶりに上昇。水準訂正が進むもNAV倍率1倍回復は持ち越し~今年も金利に負けない賃料増額の実現に期待~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
2025年のJリート市場は4年ぶりに上昇。水準訂正が進むもNAV倍率1倍回復は持ち越し~今年も金利に負けない賃料増額の実現に期待~のレポート Topへ









