2025年12月26日

首都圏新築マンション市場の動向(2025年11月)~高価格帯の供給割合が高まる構造変化が進行~

金融研究部   准主任研究員

渡邊 布味子 (わたなべ ふみこ)

研究・専門分野
不動産市場、不動産投資

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■要旨

首都圏の新築マンション市場では、平均価格が上昇を続ける一方、発売戸数は減少し、売れ行きも鈍化している。

価格帯別では高額物件の比率が拡大し、特に1億円以上の供給が増加すると同時に、実需層が購入しやすい低価格帯の供給は大幅に減少している。背景には、建築費の高騰やマンション用地取得件数の減少があり、建築コストを相対的に抑えられる都心の好立地を中心に用地取得が進む傾向がみられる。

需要面では、投機的な短期売買や外国人取得への対策が進められているが、市場への影響は見極めが必要である。

総じて、首都圏新築マンション市場では供給制約を背景に高価格帯中心の構造変化が進行しており、当面は供給戸数の低迷と高値圏での価格推移が続く見通しである。実需層は中古マンションや戸建て住宅なども含め、選択肢を広げて検討する必要がありそうだ。

■目次

1.首都圏新築マンション市場の動向(1都3県、2025年11月時点)
2.供給動向:デベロッパーによるマンション用地取得は2023年の半分以下に
3.供給動向:低価格帯のマンション供給が減少している
4.需要動向:投機を目的とした短期売買への対策
5.供給制約から、高価格帯の供給割合が高まる構造変化が進行

本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年12月26日「不動産投資レポート」)

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金融研究部   准主任研究員

渡邊 布味子 (わたなべ ふみこ)

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不動産市場、不動産投資

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