2025年12月11日

外国人宿泊需要増加の背景を探る~外国人宿泊者数の決定要因分析~

金融研究部   上席研究員

吉田 資 (よしだ たすく)

研究・専門分野
不動産市場、投資分析

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■要旨
 
  • コロナ禍で大幅に落ち込んだ訪日外国人客数は、2023年以降、順調に回復している。政府は2030年までに訪日客数6千万人、訪日消費額15兆円などの目標を掲げている。今後も、外国人観光客数の増加が期待されるなか、ホテル開発などに携わる不動産事業者や不動産投資家にとって、外国人観光客の宿泊需要の特徴を把握することは一層重要となる。
     
  • そこで、本稿では、外国人宿泊者数に関する計量分析を行い、その決定要因について確認した。
     
  • 分析の結果、外国人宿泊者数に対して、「為替要因」・「交通要因」・「国際経済要因」・「宿泊施設供給要因」・「観光資源要因」が統計的に有意な影響を及ぼすことを確認した。
     
  • 政府は現在、「第5次観光立国推進基本計画」の策定に着手し、外国人宿泊者数への影響が特に大きい交通関連の施策等を検討しており、更なる外国人宿泊者数の増加が期待される。
     
  • 一方で、民泊規制の見直しや外国旅行者への課税強化など、増加に伴う社会的コストを踏まえた政策検討も進められている。不動産事業者や不動産投資家は、新規開発計画や為替・国際経済の動向のほか、観光政策の方向性について注視し、事業判断を行う必要がありそうだ。


■目次

1.はじめに
2.外国人宿泊者数の決定要因分析
  2-1.分析対象
  2-2.分析手法
  2-3.分析結果
3.おわりに

本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年12月11日「不動産投資レポート」)

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金融研究部   上席研究員

吉田 資 (よしだ たすく)

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不動産市場、投資分析

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