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2025年12月03日
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1.結果の概要:総合指数はやや上昇、コア指数は横ばい
12月2日、欧州委員会統計局(Eurostat)は11月のユーロ圏のHICP(Harmonized Indices of Consumer Prices:EU基準の消費者物価指数)速報値を公表し、結果は以下の通りとなった。
【総合指数】
・前年同月比は2.2%、市場予想1(2.1%)から上振れ、前月(2.1%)から上昇した(図表1)
・前月比は▲0.3%、予想(▲0.3%)と一致、前月(0.2%)からマイナスに転じた
【総合指数からエネルギーと飲食料を除いた指数2】
・前年同月比は2.4%、予想(2.4%)と一致、前月(2.4%)と同じだった(図表2)
・前月比は▲0.5%、前月(0.3%)からマイナスに転じた
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2 日本の消費者物価指数のコアコアCPI、米国の消費者物価指数のコアCPIに相当するもの。ただし、ユーロ圏の指数はアルコール飲料も除いており、日本のコアコアCPIや米国のコアCPIとは若干定義が異なる。
2.結果の詳細:物価上昇の勢いも概ね2%前後に
11月のHICP上昇率3(前年同月比)は全体で2.2%となり、10月(2.1%)からやや上昇したが、概ねECBの2%物価目標に沿った水準での推移が継続している。「コア部分(=エネルギーと飲食料を除く総合)」は2.4%と10月(2.4%)から横ばい推移となった。
以下、詳細を「コア部分」「エネルギー」「飲食料(アルコール含む)」の3つに分けて見ていく。
まず、コア部分である「エネルギーと飲食料を除く総合」の内訳を見ると、「エネルギーを除く財(飲食料も除く)」が9月0.8%→10月0.6%→11月0.6%、「サービス」(エネルギーを除く)が9月3.2%→10月3.4%→11月3.5%となり、財インフレが横ばい、サービスインフレがやや上昇した。前年同月比寄与度は、「財」が0.13%ポイント程度、「サービス」が1.50%ポイント程度と見られる。なお、コア部分全体では総じて横ばい圏の動きが続いている。
コア以外の部分では「エネルギー」が前年同月比で9月▲0.4%→10月▲0.9%→11月▲0.5%となり、マイナス幅が縮小した。エネルギーの前年同月比寄与度は▲0.06%ポイント程度(10月は▲0.08%ポイント)となった。
以下、詳細を「コア部分」「エネルギー」「飲食料(アルコール含む)」の3つに分けて見ていく。
まず、コア部分である「エネルギーと飲食料を除く総合」の内訳を見ると、「エネルギーを除く財(飲食料も除く)」が9月0.8%→10月0.6%→11月0.6%、「サービス」(エネルギーを除く)が9月3.2%→10月3.4%→11月3.5%となり、財インフレが横ばい、サービスインフレがやや上昇した。前年同月比寄与度は、「財」が0.13%ポイント程度、「サービス」が1.50%ポイント程度と見られる。なお、コア部分全体では総じて横ばい圏の動きが続いている。
コア以外の部分では「エネルギー」が前年同月比で9月▲0.4%→10月▲0.9%→11月▲0.5%となり、マイナス幅が縮小した。エネルギーの前年同月比寄与度は▲0.06%ポイント程度(10月は▲0.08%ポイント)となった。
「飲食料(アルコール含む)」は、前年同月比で2.5%(10月2.5%)と横ばい(図表3)、内訳を見ると、飲食料のうち加工食品の伸び率は2.3%(10月2.3%)と横ばい、未加工食品は3.3%(10月3.2%)と大きく低下した。総じて11月の総合指数伸び率は主要項目別に見ても10月からの変化に乏しかったと言える(前掲図表2)。
物価上昇の勢いをECBが公表する季節調整済系列で確認すると(図表4)、3か月移動平均後の3か月前比年率で総合指数が2.1%(10月2.5%)、コアが2.4%(10月2.7%)、エネルギーを除く財が0.6%(10月1.0%)、サービスが3.4%(10月3.6%)、飲食料が2.3%(10月2.9%)となった。財インフレがやや低くサービスインフレがやや高いものの、物価上昇の勢いも概ね2%前後での推移となっている。
物価上昇の勢いをECBが公表する季節調整済系列で確認すると(図表4)、3か月移動平均後の3か月前比年率で総合指数が2.1%(10月2.5%)、コアが2.4%(10月2.7%)、エネルギーを除く財が0.6%(10月1.0%)、サービスが3.4%(10月3.6%)、飲食料が2.3%(10月2.9%)となった。財インフレがやや低くサービスインフレがやや高いものの、物価上昇の勢いも概ね2%前後での推移となっている。
国別のHICP上昇率は、前年同月比で20か国中、上昇したのは11か国、残りの9か国は低下した(図表5)。また、物価目標の2%以下となったのは4か国だった。前月比では20か国中7か国がプラス、13か国がマイナスの伸び率となった(図表6)。
3 23年からはユーロ圏20か国のデータ、22年までは19か国のデータ(以降も特に断りがない限り同様)。
3 23年からはユーロ圏20か国のデータ、22年までは19か国のデータ(以降も特に断りがない限り同様)。
(2025年12月03日「経済・金融フラッシュ」)
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経歴
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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