2025年12月03日

パワーカップル世帯の動向(4)家計と消費意識~今と未来へのバランス感覚

生活研究部   上席研究員

久我 尚子 (くが なおこ)

研究・専門分野
消費者行動、心理統計、マーケティング

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■要旨
 
  • 本稿では、ニッセイ基礎研究所の調査を用い、パワーカップルの家計と消費意識を分析した。年収700万円以上の妻の7割強が「余裕がある」と回答し、高収入が経済的安定感をもたらしている一方、「たいへん余裕がある」は2割弱にとどまり、支出や将来への備えを考慮した堅実な感覚がうかがえた。
     
  • 消費スタンスでは「現在の趣味・娯楽への消費」と「未来を見据えた貯蓄・投資」が拮抗しており、ライフステージに応じて重心を変えながらも、今と未来の双方に目を向ける姿勢が特徴的であった。
     
  • 支出の優先順位では、海外旅行や株式投資、自己啓発など、経験や成長につながる分野に積極的に予算を配分している。経済的余裕が、今を楽しむことと未来に備えることの双方を可能にし、ライフステージに応じた明確な家計方針を支えている。


■目次

1――はじめに~高収入世帯の家計感覚と消費行動
2――経済的余裕感の実態~高収入が支える安定感、ただし1割は「余裕なし」
3――消費スタンス:今と未来のバランス~ライフステージで変わる重点
4――お金をかけるもの/かけないもの~経済的なゆとりと支出の配分意識
  1|お金をかけるもの~海外旅行・投資・自己研鑽に積極的
  2|お金をかけないもの~明確な支出選択と現実的バランス
5――おわりに~経済的余裕が可能にする、今と未来への投資

本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年12月03日「基礎研レポート」)

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久我 尚子 (くが なおこ)

研究・専門分野
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