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英国雇用関連統計(25年10月)-週平均賃金は再び前年比4%台に低下
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1.結果の概要:週平均賃金は再び前年比4%台に上昇
【10月】
・失業保険申請件数2は前月(166.67万件)から2.90万件増の169.57万件となった(図表1)。
・申請件数の雇用者数に対する割合は4.4%となり、前月(同4.3%)からやや上昇した。
・給与所得者数3は前月(3030.5万人)から3.2万人減の3027.3万人となった。増減数は前月(▲3.2万人)とほぼ一致、市場予想4(▲0.3万人)を下回った。
【9月(25年7-9月の3か月平均)】
・失業率は5.0%で前月(4.8%)から上昇、市場予想(4.9%)を上回った(図表1)。
・就業者は3419.2万人で3か月前の3421.4万人から2.2万人減少した。増減数は市場予想(0.5万人)を下回り、前月(9.1万人)からマイナスに転じた。
・週平均賃金は前年比4.8%で前月(5.0%)から低下、市場予想(5.0%)を下回った(図表2)。
1 労働力調査ベースの統計については、回答率の低下を受け、ONSでは開発中の公式統計という位置付けで公表されている。
2 求職者手当(JSA:Jobseekerʼs Allowance)、国民保険給付(National Insurance credits)を受けている者に加えて、主に失業理由でユニバーサルクレジット(UC)を受給している者の推計数の合算。なお、UCはJSAより幅広い求職手当てであり、失業者数を示す統計としては過大評価している可能性がある。このため、ONSは開発中の公式統計という位置付けで公表している。
3 歳入関税庁(HRMC)の源泉徴収情報を利用した統計。直近データは約85%のデータから推計。
4 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2.結果の詳細:給与所得者の月あたり給与(中央値)は約3%まで低下
同じく10月データの給与所得者は、10月(速報値)の前月差で▲3.2万人となった(なお、過去数値は9月分が悪化方向に改定された(9月速報値▲1.0万人→改定値▲3.2万人)。減少傾向が続き、24年8月以降の15か月のうち13か月が前月比で減少となった。産業別には卸・小売の減少が目立つ一方、飲食・居住サービス、事務・支援サービスなどは前月対比で大きく増加した。10月の給与額(中央値)伸び率は前年比3.1%と8月(5.9%、改定前は5.5%)から大幅に低下、コロナ禍以降の最低値を更新した。なお、平均給与額は9月時点で前年比5.0%だった(図表4)。
処遇改善を求めたストライキは、9月は件数ベースで42件(8月18件)、労働損失日数で3.9万日(8月0.7万日)となっており、かなり少ない状況となっている(図表6)。
(2025年11月12日「経済・金融フラッシュ」)
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