2020年03月24日

インフルエンザの流行はほぼ収束~いま高熱が続いたら、新型コロナウイルスか?

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

文字サイズ

■要旨

新型コロナウイルスは、国内発生当初、マスコミ報道等では、初期の症状が似ている感染症という視点で、インフルエンザと比較した情報が多かったように思う。しかし、特効薬やワクチンがないことをはじめとして、無症状感染者が多数存在すると推測されていること、感染力が強いこと、検査に危険がともなうこと等の点で、インフルエンザとは異なると見なされつつある。

その中で、何よりも国民が戸惑っているのは、初期症状がインフルエンザに似ていると言われているにもかかわらず、検査体制の限界から、現在のところインフルエンザ等類似の症状を示す疾病の可能性を否定してからしか新型コロナウイルス感染有無の検査を受けることができないことではないだろうか。

そこで本稿では、インフルエンザの流行状況を再度確認しておきたい。

■目次

1――新型コロナウイルス流行の影で インフルエンザの流行はピークを過ぎた
2――新型コロナウイルスの検査は?
Xでシェアする Facebookでシェアする

保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【インフルエンザの流行はほぼ収束~いま高熱が続いたら、新型コロナウイルスか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

インフルエンザの流行はほぼ収束~いま高熱が続いたら、新型コロナウイルスか?のレポート Topへ