2019年03月05日

【アジア・新興国】ベトナム保険市場(2017年版)

保険研究部 常務取締役 研究理事 兼 ヘルスケアリサーチセンター長 松澤 登

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■要旨

2017年ベトナム経済は世界経済の好調さを受け、実質成長率6.8%と堅調な成長を見せた。その中でもベトナム生命保険市場は保有契約の収入保険料が対前年31.15%増加するなど、大きく伸長した。

販売されている保険商品を見ると、投資連動型保険(ユニットリンク保険、ユニバーサル保険など)が過半を占め、また養老保険が4割弱を売り上げるなど投資・貯蓄性の商品が中心となって販売されている。

ベトナムでは生命保険会社18社中17社が外資系であるが、会社別シェアでは元国営のBao Viet Lifeが新契約販売、保有契約共に首位を獲得した。

販売チャネルも営業職員等のエージェント数が対前年26.56%増となるなど市場の拡大にあわせて増加すると共に、銀行窓販チャネル拡大など新たなチャネル構築に向けた取組が行われている。

■目次

1――はじめに
2――保険市場の概況
3――新契約の状況
4――保有契約の状況
5――販売チャネル
6――おわりに
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保険研究部   常務取締役 研究理事 兼 ヘルスケアリサーチセンター長

松澤 登 (まつざわ のぼる)

研究・専門分野
保険業法・保険法|企業法務

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