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- 景気ウォッチャー調査(16年11月)~気温低下、円安・株高で11ヵ月ぶりに節目の50を回復
3.景気の先行き判断DI(季節調整値):改善基調が続くが、一部に不透明感も
家計動向関連では、「ボーナス月であることや、クリスマスや年末年始などイベントが多く、多少は景気回復を期待できる」(北陸・百貨店)などクリスマス商戦や年末商戦へ期待を寄せるコメントが数多く寄せられた。一方、「野菜の価格は相変わらず高く、財布のひもは固いままである」(東海・一般レストラン)といったように、生鮮野菜の価格高騰を懸念する声も大きく聞かれた。
企業動向関連では、「米国の経済政策に期待感があり、当面は横ばいから緩やかな上昇が見込まれる。輸出企業にとっては、円安基調への期待もある」(東海・電気機械器具製造業)など先行きも円安の下支えが見込まれる一方で、「足元の基調は、米国の次期大統領が正式に就任するまでは続く。景気は徐々に良くなる傾向にあるが、具体的な政策によっては、景気が乱高下する可能性もある」(近畿・化学工業)といったように、米大統領選挙後の先行き不透明感を指摘するコメントも見受けられた。
雇用関連では、「人手不足の状況は各業種に広がりをみせ、月間有効求人倍率は3か月連続1.7倍台で推移するなど、今後も求人数は増加する」(北陸・人材派遣会社)とのコメントのように、人手不足を背景に企業の採用意欲が高水準を維持するとみられる。
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岡 圭佑
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(2016年12月09日「経済・金融フラッシュ」)
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