2014年12月16日

確定拠出年金の見直しの方向性について

金融研究部 企業年金調査室長 年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任 梅内 俊樹

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■要旨

現在、社会保障審議会に設置された企業年金部会で、企業年金を中心とする私的年金の今後の在り方等について議論されています。今年5月以降、様々な課題について議論され、年末から年初にかけて一定の方向性が打ち出される予定です。本稿では、その背景や主な検討課題を概観した後、一定の方向性が示された確定拠出年金の以下の三つの見直しの方向性について確認します。

1.確定拠出年金(個人型)の加入対象者の追加拡大
2.自助努力の一層の支援に向けたマッチング拠出の整理・統合
3.雇用の流動化に対応した拠出年金のポータビリティの拡充

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金融研究部   企業年金調査室長 年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任

梅内 俊樹 (うめうち としき)

研究・専門分野
企業年金、年金運用、リスク管理

経歴
  • 【職歴】
     1988年 日本生命保険相互会社入社
     1995年 ニッセイアセットマネジメント(旧ニッセイ投信)出向
     2005年 一橋大学国際企業戦略研究科修了
     2009年 ニッセイ基礎研究所
     2011年 年金総合リサーチセンター 兼務
     2013年7月より現職
     2018年 ジェロントロジー推進室 兼務
     2021年 ESG推進室 兼務

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【確定拠出年金の見直しの方向性について】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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