2014年07月16日

【6月米小売売上高】消費の強さは維持されている

経済研究部 主任研究員 高山 武士

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【要旨】

結果の概要:予想は下回ったが基調はほぼ予想通り

7月15日、米国商務省が6月の小売売上高を公表した 。結果は前月比+0.2%となり、前月改定値(+0.5%)から低下、市場予想の+0.6%(Bloomberg集計の中央値)も下回った。ただし、前月分(5月)が前月比で+0.3%から+0.5%に上方修正され、前々月分(4月)も同+0.5%から+0.6%に上方修正されている。4-6月を合計して見れば小売売上の強さはほぼ予想通りだったと言える。3カ月移動平均の前期比年率で見ると+9.6%(前月:同+9.8%)と寒波からの反動増が鮮明となっており、消費の強さは維持されていることが分かる(詳細はPDFを参照)。


小売売上高(主要品目別、前月比)/個人消費の動向(寄与度別小売売上高、PCE)


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経済研究部   主任研究員

高山 武士 (たかやま たけし)

研究・専門分野
欧州経済、世界経済

経歴
  • 【職歴】
     2002年 東京工業大学入学(理学部)
     2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
     2009年 日本経済研究センターへ派遣
     2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
     2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
     2014年 同、米国経済担当
     2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
     2020年 ニッセイ基礎研究所
     2023年より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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