2014年07月03日

大学入試はどう管理されるべきか-EMの現状と大学入試合格者数決定手法の一提案

小原 一仁

大山 篤之

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■要旨

大学における入学試験では、大学経営者をはじめ入試にかかわる者を悩ませるさまざまな課題が存在する。そのなかでも最大の悩みは、合格者の選抜とその合格者の歩留まりの予測である。

本レポートでは、米国大学にて長いこと実践され続けている入試時の合格者・入学者管理(enroll management)を紹介したあと、「大学入試合格者数決定モデル」を玉川大学における入試データを使って新たに構築し、日本版のenroll managementを提案したい。これにより、各学部学科および入試形態別の合格者数が定量的に算出され、どの程度のブレ幅の中で、大学経営者が見積もる入学者数が達成されるのか可視化される。また、俯瞰的に大学全体の入試状況の把握がなされるため、各学部学科の特性や相対的な位置づけばかりか、今後の大学経営の方向性を決める知見にもなりうることについて言及する。

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(2014年07月03日「ニッセイ基礎研所報」)

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レポート紹介

【大学入試はどう管理されるべきか-EMの現状と大学入試合格者数決定手法の一提案】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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