- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- 都市計画 >
- 戦略的賃貸住宅誘導論-賃貸住宅が地域を変える
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
民間賃貸住宅を戦略的に誘導することで、地域の担い手を確保する方法論の提案を試みたのが本稿である。
将来にわたり地域を持続させていくためには、そこに暮らす担い手が必要である。その担い手をどの様に確保していくか、人口減少社会を迎えた今日、どの地域にとっても避けることができない課題と言えよう。こうした観点から、地域を経営する自治体、地域を運営する住民、そして、賃貸住宅経営者など賃貸住宅を供給する側の関係者に是非ともご一読いただきたい。
本稿では、最初に、統計に基づく人々の住み替え行動の考察から、民間賃貸住宅が若いファミリーを地域に呼び込み、地域に定着させる機能を有していることを指摘する。次に、コミュニティ型賃貸住宅の事例分析を踏まえて、民間賃貸住宅の入居者同士、入居者と地域住民の共助の関係構築に必要な機能を整理する。その上で、コミュニティ型賃貸住宅を誘導して、入居者が地域で持ち家を取得し、地域の担い手として定住していくための方策を提案する。
(2014年05月30日「基礎研レポート」)

03-3512-1814
- 【職歴】
1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
2004年 ニッセイ基礎研究所
2020年より現職
・技術士(建設部門、都市及び地方計画)
【加入団体等】
・我孫子市都市計画審議会委員
・日本建築学会
・日本都市計画学会
塩澤 誠一郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/09 | 「計画修繕」は、安定的な入居確保に必須の経営手法~民間賃貸住宅における計画修繕の普及に向けて~ | 塩澤 誠一郎 | 基礎研レポート |
2024/08/13 | 空き家の管理、どうする?~空き家の管理を委託する際、意識すべき3つのこと~ | 塩澤 誠一郎 | 研究員の眼 |
2024/08/07 | 空き家の管理から活用へ~「不動産業者による空き家管理受託のガイドライン」の策定を機に、空き家を管理から活用へと導く不動産業者の増加に期待~ | 塩澤 誠一郎 | 研究員の眼 |
2024/06/24 | 賃貸住宅の断熱・遮音改修のススメ~家主にとっても入居者にとっても、地球温暖化対策にとっても意義のある賃貸住宅経営を目指して~ | 塩澤 誠一郎 | 基礎研レポート |
新着記事
-
2025年05月01日
日本を米国車が走りまわる日-掃除機は「でかくてがさつ」から脱却- -
2025年05月01日
米個人所得・消費支出(25年3月)-個人消費(前月比)が上振れする一方、PCE価格指数(前月比)は総合、コアともに横這い -
2025年05月01日
米GDP(25年1-3月期)-前期比年率▲0.3%と22年1-3月期以来のマイナス、市場予想も下回る -
2025年05月01日
ユーロ圏GDP(2025年1-3月期)-前期比0.4%に加速 -
2025年04月30日
2025年1-3月期の実質GDP~前期比▲0.2%(年率▲0.9%)を予測~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【戦略的賃貸住宅誘導論-賃貸住宅が地域を変える】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
戦略的賃貸住宅誘導論-賃貸住宅が地域を変えるのレポート Topへ