- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 資金循環に見る米経済の実態(2013年)
<米国経済の概況>
- 米経済の4-6月期は、主要な経済指標で、強弱が混在する状況となっている。好調なのは住宅関連指標と自動車販売であるが、いずれも金利低下のメリットが大きく、背景には金融危機時の落ち込みによるペントアップデマンドがあるとされている。
- 半面、6月の自動車除きの小売売上高は横ばい、ISM指数も概して低調である。雇用者増は堅調ながら失業率は高止まりしている。何より、4-6月期のGDPの低迷が予想される中では、FRBが資産購入縮小を開始するには力不足と思われる。
<資金循環に見る米経済の実態>
- 資金循環面では、金融危機前後の混乱からの回復が進展している。家計部門ではバランスシート調整が収束を見せ、2012年の負債は5年ぶりに増加に転じた。
- リセッション後に、家計や企業の資金余剰が拡大する一方、連邦政府の負債が顕著に増加、連邦政府が一人資金の取り手となる状況は不変である。増税や歳出削減等で2013年度以降の財政収支の改善が期待されており、今後の財政赤字縮小の動きが注目される。
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
(2013年07月19日「Weekly エコノミスト・レター」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月19日
しぶといドル高圧力、一体いつまで続くのか?~マーケット・カルテ5月号 -
2024年04月19日
年金将来見通しの経済前提は、内閣府3シナリオにゼロ成長を追加-2024年夏に公表される将来見通しへの影響 -
2024年04月19日
パワーカップル世帯の動向-2023年で40万世帯、10年で2倍へ増加、子育て世帯が6割 -
2024年04月19日
消費者物価(全国24年3月)-コアCPIは24年度半ばまで2%台後半の伸びが続く見通し -
2024年04月19日
ふるさと納税のデフォルト使途-ふるさと納税の使途は誰が選択しているのか?
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【資金循環に見る米経済の実態(2013年)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
資金循環に見る米経済の実態(2013年)のレポート Topへ