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- 韓国2011年10-12月期GDP:前期比+0.4%~内外需ともに冴えず、厳しい状況が続く
■見出し
・現状:外需・内需ともに不調
・今後:しばらく低成長が続く見込み
■introduction
韓国銀行(中央銀行)は1月26日、10-12月期の実質国内総生産(GDP)を公表した。前期比(季節調整済)では0.4%の増加となり、2011年は年初から成長率が一貫して鈍化してきたことが明らかになった(図表1) 。なお、2011年通年のGDP成長率は3.6%となり、2010年の6.2%から大幅に減速した。
需要項目別に見ると、10-12月期は外需・内需ともに不調であったことが分かる。外需では輸出が前期比▲1.5%と下落に転じた。輸入も前期比▲3.1%と大幅に減少したために、純輸出を見ると成長にプラスの寄与となったが、グローバル企業を多く有する韓国では輸出の減速が企業収益の低迷を招き、内需の不調をもたらしている。まず、企業の設備投資が前期比で▲5.2%と大きく減少しており、建設投資を含めた投資全体でも前期比▲2.1%と減少している。また、企業収益の低迷は消費者の所得低迷をもたらしており、消費も前期比▲0.7%とリーマンショック後の2008年10-12月期以来のマイナス成長となった。韓国経済は、外需の不調が内需にも響いており、全体として生産活動が低迷していると理解できる。
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03-3512-1818
- 【職歴】
2002年 東京工業大学入学(理学部)
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
(2012年01月26日「経済・金融フラッシュ」)
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