2011年10月03日

新年金部会のミッション

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8月26日に新メンバーによる社会保障審議会年金部会の第1回会合が開催され、次期年金改革に向けた議論がスタートした。
年金部会は2009年5月を最後に開かれていなかったため、年金関係者にとっては「ようやく再開したか」という感もあろうが、今回は従来とミッションの性質が異なる点に注意が必要である。
明記されているわけではないが、これまでの年金部会は「諮問と答申」という典型的な審議会の形式を取らず、年金制度に関する様々な問題を洗い出して議論し、論点の所在を国民に示すことをミッションとしていた。これに対して今回は、既に政治主導で成案がまとめられており、その実現に向けた具体的な検討が求められている。
年内に議論をまとめて来年の国会には法案提出という急ピッチのスケジュールの下、留任2名、新任17名のメンバーがどう議論を尽くしていくのか、今後の展開に注目したい。

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