- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米国経済見通し~持続的成長への鍵を握る個人消費の動向
2009年09月18日
<米国経済の見通し>
- 米国経済は、4-6月期をボトムに成長率を高め、7-9月期は5四半期ぶりのプラス転換が見込まれる。戦後最長のリセッションも収束に向かおう。
- 下半期の成長率上昇は、在庫循環に、自動車買い替え政策や住宅減税等の政策要因が加わったものであり、自動車を除く個人消費は依然弱いままである。また、自動車買い替え支援策には、需要の先食いの面があり、政策終了後の成長率を引き下げる可能性が指摘される。
- 設備投資、住宅投資等についても、下半期には底入れから回復への過程を辿ろう。このため、景気は全般として、回復の動きを強めると見られるが、消費主導による持続的な成長軌道への復帰は来年下半期にずれ込む見通しである。
- FRBも景気重視のスタンスを維持し、当面はゼロ金利政策を維持、出口戦略は量的緩和策の収束等に限定されよう。
- 以上により、2009年の成長率はマイナス2.6%、2010年は2.1%が見込まれる。
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年03月29日
人的資本経営の実践に資するオフィス戦略の在り方-メインオフィスは人的資本経営実践のためのプラットフォームに -
2024年03月29日
晩年に関する不安~老後とその先の不安には「近居」が“程よい距離感” -
2024年03月29日
急速に導入が進むインドの再生可能エネルギー~2030年の国際公約達成を狙える位置に -
2024年03月29日
身体活動基準2023~座位行動時間、筋トレに関する指針が追加 -
2024年03月29日
鉱工業生産24年2月-不正問題の影響で自動車生産が一段と落ち込む
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
-
2023年04月27日
News Release
【米国経済見通し~持続的成長への鍵を握る個人消費の動向】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米国経済見通し~持続的成長への鍵を握る個人消費の動向のレポート Topへ