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日本における(ソブリン・ウェルス・ファンド)創設論や被用者年金一元化を契機に、1500兆円の個人金融資産の1割以上を占める公的年金資産の運用のあり方が注目を集めつつある。
実際には、この5年の運用実績だけでなく、情報開示の点をも含め日本の運用の仕組みは大きく改善している。諸外国の例などをみると、今後、国民の資産をより効率的に運用する観点から、(1)戦略的資産配分の決定過程、(2)理事長など執行役員の権限委譲、(3)運用規模、などが検討されるべき課題として指摘できる。
(2008年04月25日「基礎研マンスリー」)
臼杵 政治
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