2003年07月25日

低迷するドイツ経済

経済研究部 常務理事 伊藤 さゆり

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欧州統合の進展は、ドイツにとってユーロ圏内の低所得国や中東欧への生産移転の加速や政策の自由度低下をもたらし、経済停滞へのきっかけとなった面がある。
欧州統合の不可逆的な流れの中で進められようとしているドイツの構造改革は、短期的には景気を下押しする可能性があり、効果が顕れるまでには時間を要する。
当面は何よりも、ユーロ圏内でのデフレ・リスクの回避に軸足を置いた協調的なマクロ経済政策運営が望まれる。

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経済研究部   常務理事

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融

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