1997年05月25日

保険の値段はどう決まる?-保険料区分の細分化はどこまで進むか

河内 宗和

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

■目次

1.はじめに
2. 保険料区分の細分化が米国の流れ
3. 保険料はリスクに対する値付け
おわりに

■introduction

生命保険の保険料は年齢や性別に応じて設定されていると言われているが、それだけではない。
生命保険に加入するとき、医師による健康状態の診査を受けたり、健康状態等の告知を求められる。そして、その結果によって、保険料の割り増し等の条件が付加され、時として保険に加入できないこともある。健康状態も保険料を決める要素の一つというわけである。
生命保険がこのような取扱をしているのは、保険加入者のリスクを、一定のレベルに保ち、そのリスクの度合に応じて保険料を設定することが、保険加入者間の公平性を確保することにつながると考えているからである。そして、そのリスクを区分する鍵が、年齢、性別ならびに健康状態というわけである。
ところが、こうした生命保険のリスクを区分するやり方に、近年新しい動きが現れてきた。

Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

河内 宗和

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【保険の値段はどう決まる?-保険料区分の細分化はどこまで進むか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

保険の値段はどう決まる?-保険料区分の細分化はどこまで進むかのレポート Topへ