1989年12月01日

シンガポールの不動産事情

吉嶺 喜代弘

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

■見出し

1.はじめに
2.シンガポール不動産マーケットの特徴
3.シンガポールの不動産マーケットの推移
4.用途別分析
5.投資利回り
6.今後の見通し

■introduction

シンガポール経済は、NIESの一員として、また先行するNIESを追って躍進を続けるASEAN諸国の金融・貿易・経済のセンターとして順調に成長を遂げている。こうした成長を背景に、株式市場とともに、不動産市場が活況を呈している。金融機関の集まるラッフルズプレイスに位置するオフィスビルは、昨年来よりほぼ100%の稼働状況にあり、賃料・売買価格の高騰が取り沙汰されている。一方、ショッピング客で賑わうオーチャード通りの商業用不動産価格も、先頃、日系デパート「そごう」が高級ショッピングコンプレックス・パラコンビルを6億9,000万シンガポールドル(売手は10ヵ月前に3億5,700万ドルで購入したばかり)という破絡の値段で買収し、話題をふりまいた。取引の当事者についても地場投資家のみならず、日本・香港・台湾等海外の投資家が、あるいは単独であるいは共同出資の形で参加するケースが増えている。このように活況を呈するシンガポールの不動産市場の現状、今後の見通し等を以下に概観してみた。

Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

吉嶺 喜代弘

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【シンガポールの不動産事情】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

シンガポールの不動産事情のレポート Topへ