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【要旨】
政府の成長戦略等で女性の活躍推進の重要性が強調されるなか、企業においても、女性活用への関心が高まっている。しかしながら、女性活用は過去においても注目された経緯があり、多くの企業が取り組んできたにもかかわらず、いまだ十分な成果があがっていない。今後、企業が自社の女性活用を見直すに当たっては、これまでどのような女性活用の取組が行われてきたのか、その変遷を理解しておくことが重要である。
本稿では、企業の女性活用政策の転換点にあたる1986年以降を、「第一の時代」(1986年~1999年)、「第二の時代」(2000年代)、「第三の時代」(2010年代)に区分する。そして、それぞれの時代について、企業の行動に大きな影響を及ぼす法制度の動きを概観し、必要に応じて女性活用に関連する調査結果を紹介しながら、企業の事例の特徴や課題を整理する。最後に、これまでの女性活用の振り返りを踏まえて、今後の課題について筆者の考えを述べる。
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松浦 民恵
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(2014年01月31日「基礎研レポート」)
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