米国経済金融動向〜先行きの不透明要因増加で、QE2終了後も緩和基調持続か

2011/04/22

土肥原 晋

経済調査部門
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Weekly エコノミスト・レター2011/04/22号

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  <米国経済の概況:1-3月期GDP速報値は年率2%割れも>
  • 1-3月期GDP速報値の市場予想は、前期比年率で2%割れが見込まれている。原油価格の急騰が、個人消費やGDP価格指数など多様に影響しており、また、10-12月期GDPの特殊な要因もあって実質成長率の低下予想をもたらしている。
  • もっとも、雇用統計をはじめ堅調に推移している経済指標も多く、現状では外部リスク要因の増加で景気先行きの不透明感が強まっているものの、米経済の回復基調が崩れているわけではない。当面、中東・北アフリカ情勢・原油価格等の動向には留意しておきたい。
  <金融政策の動向:QE2終了後も緩和基調持続か>
  • 原油価格の上昇とECBの利上げ等、インフレを懸念する見方の広がりで、一時はQE2の短縮等の議論も見られたが、上記のように1-3月期GDP予想が大きく下方修正され、インフレ指標が安定的に推移する中では、QE2終了後も緩和基調が維持されそうである。
  • 一方、3月FOMC議事録では、QE2等の金融政策を巡り議論百出の中、出口戦略について検討することが賢明とされた。景気に不透明要因が増加する中、4月FOMCでも現行政策が維持されようが、併せてFRBの景気見通しと出口戦略の議論に注目したい。



実質GDPの推移と寄与度内訳
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