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2006年03月17日
<米国経済の動き>
- 2005年10-12月期の景気の減速(前期比年率+1.6%)は一時的要因と見られ、2006年の景気への影響は大きくない。特に、2006年上半期はハリケーンからの復興需要や消費・設備投資の伸びに支えられ、堅調な推移が見込まれる。
- しかし、これまで景気を支えてきた消費支出には、金利上昇や住宅市場の軟化、負債の積み上がり、マイナスの貯蓄率等の課題を抱え、転機を迎えている。今後は、次第に減速の動きとなろう。
- 原油価格の高止まりが続いていることもあり、インフレ関連指標の動向とFRBの利上げ政策が注目される。バーナンキ新議長の下でも、FRBがインフレ圧力の持続を懸念していることには変わりなく、当面、利上げ政策が続きそうだ。
- 2006年の成長率は3.3%、2007年は2.9%の成長が見込まれる。
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土肥原 晋
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