2018年05月31日

ブラジル経済の見通し-1-3月期GDPは前期比プラス成長も、停滞感が見られる内容

経済研究部 研究員   神戸 雄堂

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■要旨

ブラジルの2018年1-3月期の実質GDP成長率は前期比0.4%増(季節調整値)と、前期の同0.2%から若干加速し、5四半期連続のプラス成長となった。しかし、その内容を見ると、需要項目別では誤差・残差等の寄与度が高く、停滞感が見られる。

足元のファンダメンタルズに弱含みの兆しがある他、5月下旬から続いているトラック業界のストライキによる経済損失を踏まえると、今後はより緩やかな成長に留まるだろう。18年通年の実質GDP成長率の予想は前年比1.5%と、17年12月時点での見通し(同2.4%)から下方修正する。

また、ブラジルの構造的課題となっている年金制度の改革実現は困難となっており、中長期的に年金制度に係る財政負担が景気の重石となるだろう。

■目次

1――経済概況・今後のポイント
  ・(経済概況)
    1-3月期の実質GDP成長率は5四半期連続のプラス成長も、停滞感が見られる
  ・(今後のポイント)
    足元の情勢が18年の成長率を下押し。年金制度が中長期的に景気の重石に
2――実体経済の動向
  ・(民間消費) 実質賃金の伸びが鈍化し、消費マインドが悪化の懸念
  ・(政府消費) 2018年以降、さらなる歳出削減を求められる見通し
  ・(総固定資本形成) インフラ投資プログラムの効果が徐々に顕在化する見通し
  ・(純輸出) トランプ政権の保護主義的な貿易政策が懸念材料
3――物価・金融政策等の動向
  ・(為替) 米国の金利上昇に伴い、大幅にレアル安が進行
  ・(物価・金融政策・長期金利)
    インフレ圧力は依然として弱いが、金融緩和は打ち止めと予想
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経済研究部   研究員

神戸 雄堂 (かんべ ゆうどう)

研究・専門分野
財政

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