2018年02月13日

EUソルベンシーIIにおけるLTG措置等の適用状況とその影響(5)-EIOPAの報告書2017の概要報告-

中村 亮一

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■要旨

これまでの4回のレポートでは、EIOPA(欧州保険年金監督局)が2017年12月21日に公表した「長期保証措置と株式リスク措置に関する報告書2017(Report on long-term guarantees measures and measures on equity risk 2017)」に基づいて、EU(欧州連合)のソルベンシーIIにおける長期保証(Long-Term Guarantees:LTG)措置及び株式リスク措置に関しての保険会社の適用状況やその財務状況に及ぼす影響について、全体的な状況及び措置毎、国別、会社毎の状況の概要、及びLTG措置や株式リスク措置が直接的に会社の財務状況に与える影響以外の項目、具体的には、保険契約者保護、保険会社の投資、消費者及び商品、EU保険市場における競争と公平な競争の場、金融安定性に与える影響について報告してきた。

今回のレポートでは、報告書の第4のセクションに毎回のテーマ別の情報として記載されている項目である「LTG措置及び株式リスク措置に関する公衆開示」について報告する。

■目次

1―はじめに
2―公衆開示の内容
  1|調査概要
  2|強制的な公衆開示内容に対するNSAsによる評価
  3|提供される追加情報
  4|措置の相対的影響についての情報
  5|SFCRの要約についての情報
  6|SFCRに関するさらなる情報
3―市場やステークホルダーの反応
  1|市場やメディアの反応
  2|ステークホルダーの反応
4―NSAsによる公衆開示
5―まとめ
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中村 亮一

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