2018年01月12日

18年の中国株の展望~株価は上昇基調、対外開放の動きも要注目

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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■要旨
 
  • 17年の中国株(上海総合)は前年末比6.6%上昇した。15年夏に急落した中国株は16年1月に底打ちし、17年10月の党大会まではじり高基調を保ったものの、その後はやや調整することとなった。また、17年は中国のIT企業株が急伸した年でもあった。BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)の株価は15年夏に急落する前の高値を超えており、アリババとテンセントの株価は米アマゾンの上昇率を大きく上回ることとなった。
     
  • 18年の中国株は、乱高下する場面もありそうだが、上昇基調は維持できると予想する。18年の中国経済は景気対策縮小を背景に17年の成長率を下回りそうだが、“6.5%前後”の伸びは維持するだろう。また、予想PERの割高感も米国株や日本株と比べて小さく、15年夏の急落の原因となった信用買い残高に異常は見られない。但し、欧米の出口戦略(利上げや量的緩和縮小など)は波乱材料で、一時的には乱高下する場面もありそうだ。
     
  • また、18年は中国株の対外開放が進むかにも注目したい。昨年11月には証券分野の外資規制緩和を打ち出し、ロンドンと上海の“相互乗り入れ”は18年内にも実現する可能性があり、米モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル社(MSCI)の「MSCI新興市場指数」に中国A株の組み入れが始まるからだ。中国は世界株式市場でもその存在感を高めるべく対外開放に動きだすのか要注目である。

■目次

1――17年の振り返り
2――18年の展望
  1|株価は乱高下しつつも上昇基調と予想
  2|18年は対外開放の動きにも注目
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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

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