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- 最近の人民元と今後の展開(2017年10月号)~9月は往って来いの展開、年末にかけての動向は?
1――9月の人民元の動き
世界の外為市場の動きを見ると、9月は米ドルがほぼ全面高の展開だった。米連邦準備理事会(FRB)が20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で保有資産の縮小を決め、また12月のFOMCでは追加利上げに踏み切る可能性が高いとの見方が強まったことが背景にある。主要通貨ではユーロが前月末比0.6%下落、日本円も同2.2%下落した。他方、新興国通貨ではロシア(ルーブル)やマレーシア(リンギット)が原油高を受けて上昇したものの、その他の新興国通貨は概ね下落、インド(ルピー)が同2.1%下落、韓国(ウォン)も同1.5%下落した(図表-2)。なお、9月は日本円も米ドルに対して下落、人民元よりも下落率が大きかったため、日本円に対する人民元レートは100日本円=5.9105元(1元=16.92円)と前月末比1.2%の元高・円安となった(図表-3)。
1 外貨リスク準備金制度は、人民元ショック直後の15年9月に導入されたこともあって、人民元の急落を回避するための措置といわれている。
2――今後の展開
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
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三尾 幸吉郎
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(2017年10月03日「基礎研レター」)
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