2017年06月28日

大腸の内視鏡検査・治療の増加が民間医療保険に与える影響

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要旨

大腸ポリープや大腸がんによる内視鏡手術が増加している。内視鏡によるポリープ等治療は、身体への負担が比較的軽く、場合によっては内視鏡検査の際に切除することもあり、今後も増加する可能性がある。

民間保険会社の医療保険商品には、手術を行った場合に手術給付金を支払うものが多いため、大腸ポリープや大腸がんによる内視鏡手術による支払も増加していると推測できる。

そこで本稿では、医療施設による診療データを使って、この5年間の大腸内視鏡検査の動向、および内視鏡治療の動向を紹介し、民間保険会社の医療保険への影響を考えたい。

■目次

1――大腸がん・大腸ポリープに対する内視鏡治療増加の背景
2――診療データを使った詳細な動向
  1|使用したデータ
  2|40歳以上で大腸の内視鏡検査受診者が増加
  3|大腸ポリープ・がんの切除手術数も増加
3――民間の医療保険への影響
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

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