2017年03月14日

米医療保険制度改革の振り返り-オバマケアは、なぜ人気がなかったのか?

保険研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター兼任   篠原 拓也

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■要旨

アメリカでは、2014年に、医療保険制度改革(いわゆる「オバマケア」)が実施され、国民皆保険制度の実現に向けた取り組みが進められた。その後3年あまりが経過し、無保険者割合の低下が進むなど、一定の成果が見られた。ただ、その一方で、国民の人気は高まらなかった。2017年1月20日に就任したトランプ大統領は、就任初日に、オバマケア見直しに向けた大統領令に署名した。

本稿では、健康保険市場の動向を中心に、オバマケアが浸透しなかった原因を、概観することとしたい。アメリカの医療制度の事例は、日本における今後の医療・介護制度の改革に向けた検討の際にも、参考になるものと考えられる。

■目次

1――はじめに
2――健康保険市場の加入動向
  1|加入の強制と、 未加入者へのペナルティーの拡大
  2|加入者は更に増加の見通し
3――医療制度改革の人気が高まらなかった様々な原因
  1|数多くの訴訟が起こされ、一部は連邦最高裁の判決にまで至った
  2|連邦議会では、廃止法案が可決され、代替案が公表された
  3|保険会社が相次いで、健康保険市場からの撤退を表明した
  4|世論調査では、オバマケアへの不支持が支持を上回って推移してきた
4――保険制度安定化のためのリスク管理プログラムが不十分であった
  1|オバマケアでは、3つのリスク管理プログラムが実施されてきた
  2|パートDと異なり、リスク管理プログラムが制限的であったことが、
    オバマケアの不満につながった
5――おわりに (私見)
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保険研究部   主任研究員・年金総合リサーチセンター兼任

篠原 拓也 (しのはら たくや)

研究・専門分野
保険商品、保険計理

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