2017年01月24日

患者申出療養制度の現状~承認例や保険収載は増えるか

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要旨

2014年6月に閣議決定された「日本再興戦略」におけるアクションプランの1つである最先端の医療技術・医薬品などへの迅速なアクセスの確保のための制度として、2016年4月に「患者申出療養制度」が導入された。患者からの相談を起点として審査が行われ、承認されれば、国が安全性・有効性を確認しつつ、身近な医療機関で先進的な医療を受けることができる。最終的には保険収載を目指す。

これを機に、患者申出療養制度の承認や、保険収載は増えるのだろうか。本稿では、患者申出療養制度の適用から保険収載までの流れに注目して制度の動向を紹介する。

■目次

1――患者申出療養制度とは
2――患者申出療養制度によって承認された医療等が保険収載されるまでの流れ
  1|患者申出療養制度が適用されるまで
  2|保険収載されるまで
3――承認例や保険収載は増えるか
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

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