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- 【4月米住宅着工、許可件数】許可件数は、予想は下回ったものの、住宅着工ともに前月からは増加。
2016年05月18日
1.結果の概要:住宅着工、許可件数ともに前月から増加
2.結果の評価:4月に入り住宅着工のモメンタム回復を確認
住宅着工件数は、3月に予想を上回る落ち込みを示していたことから、住宅市場のモメンタム鈍化が懸念されたが、4月に増加に転じたことから一旦、踏とどまった格好となった。また、前年同月比は▲1.7%(前月:+14.0%)と15年10月以来のマイナスに転じたが、これは15年4月が異常に強かった反動とみられることから、それほど問題はないだろう。
住宅着工件数(前月比)の地域別寄与度をみると、前月プラスとなっていた北東部が▲1.0%ポイント(前月:+5.4%ポイント)とマイナスに転じたものの、中西部が+3.1%ポイント(前月:▲4.8%ポイント)、南部が+6.9%ポイント(前月:▲5.9%ポイント)といずれもプラスに転じた。西部は▲2.4%ポイント(前月:▲4.0%ポイント)と2ヵ月連続でマイナスとなった。
住宅着工件数(前月比)の地域別寄与度をみると、前月プラスとなっていた北東部が▲1.0%ポイント(前月:+5.4%ポイント)とマイナスに転じたものの、中西部が+3.1%ポイント(前月:▲4.8%ポイント)、南部が+6.9%ポイント(前月:▲5.9%ポイント)といずれもプラスに転じた。西部は▲2.4%ポイント(前月:▲4.0%ポイント)と2ヵ月連続でマイナスとなった。
全米住宅建設業教会(NAHB)が先日発表した5月の住宅市場指数は、58と4ヵ月連続で15年5月(54)以来の低水準に留まっている。もっとも、住宅市場指数のうち、今後6ヶ月の新築住宅販売予想は65と15年12月(66)以来の水準に回復してきており、販売見通しについて強気の見方が増えている。
実質GDPの中の住宅投資は16年1-3月期に前期比年率+14.8%(前期:+10.1%)と2桁の大幅な増加となったことから、4-6月期には伸び鈍化が見込まれるものの、4月の統計をみると前期比でマイナスに転じるほどのモメンタム鈍化の可能性は低いとみられる。
実質GDPの中の住宅投資は16年1-3月期に前期比年率+14.8%(前期:+10.1%)と2桁の大幅な増加となったことから、4-6月期には伸び鈍化が見込まれるものの、4月の統計をみると前期比でマイナスに転じるほどのモメンタム鈍化の可能性は低いとみられる。
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経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
(2016年05月18日「経済・金融フラッシュ」)
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【【4月米住宅着工、許可件数】許可件数は、予想は下回ったものの、住宅着工ともに前月からは増加。】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
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