2016年01月29日

2015年10-12月期の実質GDP~前期比▲0.6%(年率▲2.2%)を予測

経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎

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地域別輸出数量指数(季節調整値)の推移 ・外需寄与度~小幅ながら成長率を押し上げ

外需寄与度は前期比0.1%と小幅ながら2四半期連続のプラスとなるだろう。財貨・サービスの輸出は前期比0.4%と低い伸びにとどまったものの、国内需要の弱さを反映し、財貨・サービスの輸入が前期比▲0.4%と減少したことが成長率の押し上げ要因となった。

10-12月期の輸出数量指数を季節調整値(当研究所による試算値)で見ると、米国向けが前期比▲1.7%(7-9月期:同▲4.0%)、EU向けが前期比4.6%(7-9月期:同▲3.1%)、アジア向けが前期比1.5%(7-9月期:同▲0.8%)、全体では前期比0.6%(7-9月期:同▲1.3%)であった。

EU向け、アジア向けは持ち直しているが、米国向けがエネルギー関連投資の弱さを反映し、資本財・部品関連を中心に減少が続いている。
日本・月次GDP 予測結果
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経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴
  • ・ 1992年:日本生命保険相互会社
    ・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
    ・ 2019年8月より現職

    ・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
    ・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
    ・ 2018年~ 統計委員会専門委員

(2016年01月29日「Weekly エコノミスト・レター」)

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