2015年10月02日

最近の人民元と今後の展開(2015年10月号)

三尾 幸吉郎

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

○ 9月の人民元相場(対米国ドル)は基準値・市場実勢ともに小反発した。8月には1米国ドル=6.45元近辺で元買いドル売り介入が行なわれたことから、9月はそのレベルを下値のメドとして、戻り高値を試す展開となった。

○ 当面の人民元(市場実勢)は1米国ドル=6.35元を挟んだ一進一退を予想している(取引レンジは1米国ドル=6.30~6.40元)。引き続き人民元は売られ易い地合いながらも、元買いドル売り介入が国外市場にも及ぶなど中国政府は下落を食い止めるスタンスを取ると思われる。しかし、アジア通貨がさらに下落すれば、人民元は再び下落する可能性もある。

Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

三尾 幸吉郎

研究・専門分野

(2015年10月02日「経済・金融フラッシュ」)

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【最近の人民元と今後の展開(2015年10月号)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

最近の人民元と今後の展開(2015年10月号)のレポート Topへ