2015年07月28日

オランダの健康保険について-健康保険制度の民間医療保険会社による運営

保険研究部 上席研究員   小林 雅史

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■要旨

オランダの2013年度の保険料収入755億ユーロの内訳を見ると、健康保険・介護保険451億ユーロ(59.7%)、生命保険183億ユーロ(24.3%)、損害保険121億ユーロ(16.0%)と、健康保険の占める割合が大きい。

これは、オランダの健康保険制度の保険者が民間医療保険会社であり、民間が運営を担っていることによるものである。

こうした健康保険の運営体制は2006年1月1日施行の健康保険法(Zorgverkeringswet)により確立され、同時に国民皆保険も実現されている。

健康保険法にもとづき「基本保険」(basisverzekering)として提供されるのは、総合的なプライマリケアを含む医療行為、医薬品、出産、看護、入院、患者の移送などで、基本保険の対象外となる18歳以上の被保険者の歯科治療などについては、別途任意加入の私的な民間医療保険である「補完保険」(aanvullende verzekeringen)も提供されている。

本稿では、オランダの健康保険制度と民間医療保険会社の販売動向について報告したい。

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保険研究部   上席研究員

小林 雅史 (こばやし まさし)

研究・専門分野
保険法・保険業法、英国の約款規制・募集規制等、代理店制度・保険仲立人制度

(2015年07月28日「基礎研レター」)

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