- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 私立大学のスリム化はなにをもたらすか
■要旨
現在、少子化対策としてさまざまな国家政策が打ち出されているが、18歳人口は依然として減少傾向にあり、将来的には大学への進学を希望する人口も現在より縮小していくだろう。このような状況に直面しつつあるにも関わらず、日本の大学(主に私立大学)において入学定員の削減という経営政策が積極的に議論されることはほとんどない。
そこで、この不可侵的に取り扱われてきた入学定員の削減が大学の経営に及ぼす効果に焦点を当て、幾つかの角度、切り口からデータ分析を行い、その効果が将来的に大学間における当該大学の競争力を高め、結果、志願者確保の促進に帰結することを示したいと思う。
減少し続けるパイを巡って熾烈な奪い合いを迫られる時代において、本来多くの大学が検討すべきは、自大学の規模の維持もしくは拡大ではなく、実は、大胆な規模縮小であるといえよう。
このレポートの関連カテゴリ
小原 一仁
大山 篤之
(2015年07月03日「ニッセイ基礎研所報」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月24日
米国でのiPhone競争法訴訟-司法省等が違法な独占確保につき訴え -
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明 -
2024年04月23日
気候変動-温暖化の情報提示-気候変動問題の科学の専門家は“ドラマが少ない方向に誤る?” -
2024年04月23日
今後お金をかけたいもの・金融資産 -
2024年04月23日
今週のレポート・コラムまとめ【4/16-4/22発行分】
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【私立大学のスリム化はなにをもたらすか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
私立大学のスリム化はなにをもたらすかのレポート Topへ