2015年05月21日

急増する訪日外国人のホテル需要と消費支出-2014年の訪日外国人旅行者数は前年比+29%増、外国人延べ宿泊者数は同+34%増、消費額は同+43%増で2兆円を突破

竹内 一雅

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■はじめに

訪日外国人旅行者数の急増に伴い、ホテルや消費における外国人の存在感が高まっている。

2014年の訪日外国人旅行者数は前年比+29.4%の増加で、国内ホテルの外国人旅行者の延べ宿泊者数は前年比+33.8%、訪日外国人の消費額は前年比+43.1%の増加で2兆278億円に達した。最近、ホテルの稼働率が極めて高い率で推移しているのは、延べ宿泊者数では全体の1割に満たない外国人の増加が、日本人宿泊者数の減少を補ってきたためである。

今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、訪日外国人旅行者数はさらなる増加が見込まれている。本稿では、観光庁の「宿泊旅行統計」「訪日外国人消費動向調査」などを用いて、最近の外国人の国内宿泊動向および消費動向の把握を試みる。
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研究・専門分野

(2015年05月21日「基礎研レポート」)

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【急増する訪日外国人のホテル需要と消費支出-2014年の訪日外国人旅行者数は前年比+29%増、外国人延べ宿泊者数は同+34%増、消費額は同+43%増で2兆円を突破】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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