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- 2014年10-12月期の実質GDP~前期比0.9%(年率3.7%)を予測
2015年01月30日
- 2/16に内閣府から公表される2014年10-12月期の実質GDPは、前期比0.9%(前期比年率3.7%)と3四半期ぶりのプラス成長になったと推計される。
- 雇用・所得環境の改善、駆け込み需要の反動減の一巡から民間消費が前期比0.8%と7-9月期から伸びを高め、設備投資も企業収益の改善を背景に前期比0.8%と3四半期ぶりの増加となったことから、国内民間需要が経済成長の牽引役となった。
- 外需は前期比・寄与度0.2%と成長率の押し上げ要因となった。財の輸出が持ち直していることに加え、外国人旅行者数の急増からサービス輸出も高めの伸びとなったため、財・サービスの輸出が前期比2.1%となり輸入の伸び(前期比0.9%を予想)を上回った。
- 名目GDPは前期比1.1%(前期比年率4.6%)と2四半期ぶりの増加となり、実質の伸びを上回るだろう。GDPデフレーターは前年比1.9%、前期比0.2%と予測する。
- 10-12月期の実質GDPは前期比では潜在成長率を大きく上回る伸びとなったが、前年比では0.1%にとどまる。日本経済はこの1年でほとんど成長していないことになる。
- 先行きは、原油安の恩恵が家計、企業に広がることが見込まれる。2015年1-3月期は2014年10-12月期と同様に個人消費、設備投資を中心に明確なプラス成長となる可能性が高い。
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経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
(2015年01月30日「Weekly エコノミスト・レター」)
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