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リスク文化の重要性-強いリスク文化はどのように構築すべきか?
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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【要旨】
本稿は、リスク管理の初学者に向けて、リスク文化について紹介するもので、特に予備知識を要しない平易な内容としている。
企業経営においてエンタープライズ・リスク・マネジメント(ERM)を行う際、そのベースに適切なリスク文化が必要となる。特に、金融機関では、ERMの技法や取組事例の活発な研究と同時に、その一方で、リスク文化の研究も進められている。本稿では、アメリカのアクチュアリー会の冊子記事等をもとに、リスク文化の重要性について概観する。
リスク文化は、従業員一人ひとりのリスクに対する意識の醸成、即ち、人材育成に帰着するものであると考えられる。日々の業務を通じた、地道な教育・指導の取り組みこそが王道と言える。他社や他業界の事例を参考にしつつ、人材育成の取り組みを着実に進めることが重要と考えられる。
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保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
(2015年01月27日「保険・年金フォーカス」)
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