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- 2015年公的年金改革の展望
2015年01月22日
■要旨
昨年6月に発表された財政見通しを受けて、現在、次期公的年金改革に向けた議論が社会保障審議会の年金部会で進められている。本稿では、昨年11月に合意された改革の基本方針やこれまでの議論を踏まえ、改革の具体的な内容を展望した。
世間ではシルバー・デモクラシーを懸念する声も聞かれるが、今回の基本方針を見ると、今後の改革の柱として将来世代の年金給付の十分性が強く意識されていることが分かる。しかし、これまでの議論の状況から、2015年に法改正できる項目は限定的とみられる。残った課題に対しては、次の財政見通しを待たずに、機を逸しない議論の集約や見直しを期待したい。
03-3512-1859
経歴
- 【職歴】
1995年 日本生命保険相互会社入社
2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)
【社外委員等】
・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)
【加入団体等】
・生活経済学会、日本財政学会、ほか
・博士(経済学)
(2015年01月22日「基礎研レポート」)
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