2015年01月06日

最近の人民元と今後の展開(2015年1月号)

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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○ 12月の人民元相場(対米国ドル)は、現物実勢が2ヵ月連続で下落する一方、基準値はやや上昇する展開となった。11月に中国人民銀行が基準金利を引き下げて以降、現物実勢は米国ドルに対して弱含みの推移となり、12月もその流れを引き継いで続落となった。なお、現物実勢が下落する中で、基準値は逆行して上昇したため、基準値に対する現物実勢の下方乖離は1.5%前後に拡大、許容変動幅の下限に急接近することとなった。

○ 今後の人民元(現物実勢)は1米国ドル=6.2元前後での推移を予想している。今月発表される景気指標は悪い可能性が高いことから、人民元が反転上昇するほどの大きな要因は見当たらない。一方、基準値が高めに設定されていることから下落余地も限られている。

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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

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