2014年11月05日

最近の人民元と今後の展開(2014年11月号)

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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○ 10月の人民元相場(対米国ドル)は基準値がほぼ横這いで推移する中、現物実勢はじりじりと上昇する展開となった。成長率の鈍化を受けて中国では景気下ぶれ懸念が高まったものの、香港・上海の相互株式投資開始に伴う資金流入期待は想定以上に強く、香港でのデモの影響で弱含んでいたオフショア人民元も値を戻し、上限と見ていた6.12元を突破した。

○ 今後の人民元(現物実勢)は1米国ドル=6.08~6.14元の狭いレンジでの推移を予想する。節目を突破して上昇したことから、直近高値(同6.0412元)を一気にトライする可能性も否定しきれないが、中国での景気下ぶれ懸念や香港でのデモが上値を抑えると思われる。

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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

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