2014年09月05日

9月ECB政策理事会:サプライズ利下げを決定。民間資産買入れも従来想定以上の規模に

経済研究部 上席研究員   伊藤 さゆり

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欧州中央銀行(ECB)が4日に9月の政策理事会を開催、0.1%の追加利下げとABSとカバード・ボンドの買入れの10月開始を決め、国債買い入れに関しても協議した。

民間資産の買入れプログラムの詳細は10月2日の次回理事会で決定されるが、ABSには不動産ローン担保証券(MBS)が含まれ、カバード・ボンドの買入れも限定的だった過去2回とは「目的が異なる(ドラギ総裁)」とされ、従来想定されていたよりも規模が膨らむことになりそうだ。

ユーロ相場は今回の追加緩和を受けて、1ユーロ=1.3ドルのラインを割り込んだ。

市場では、ECBは今後さらに国債買い入れに追い込まれるとの観測は根強いが、TLTROの利用と民間資産買入れプログラムの内容を見極めてからでなければ、次の一手の必要性を論じることは難しい。

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経済研究部   上席研究員

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州経済

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