2014年09月02日

最近の人民元と今後の展開(2014年9月号)

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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○ 8月の人民元相場(対米国ドル)は、基準値がほぼ横這いで推移する中、現物実勢は上昇傾向を続けた。また、アジア新興国の通貨は概ね高水準で推移しており、ここで人民元だけが下落するとアジア域内からも不満の声が高まりかねない状況が継続している。また、8月に大きく上昇した背景には、米国の長期金利が想定以上に低下したことと、香港・上海の相互株式投資開始を控える中で、海外から資金が流入したことがあると思われる。

○ 今後の人民元(現物実勢)は引き続き1米国ドル=6.12~6.24元のレンジで推移すると予想する。中国で景気の勢いが鈍化したことなどから上限を突破するのは難しく、海外からの資金流入が続きそうなことなどで下限を突破するにも材料不足と思われるからである。

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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

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