2014年05月02日

【4月米ISM製造業指数】順調に改善が進む、特に雇用指数の拡大は好感

経済研究部 主任研究員 高山 武士

文字サイズ

【要旨】

結果の概要:改善がより鮮明に

5月1日、米サプライマネジメント協会(ISM)は製造業の景況感を示す4月の製造業指数(PMI)を公表した。結果は54.9となり前月の53.7から改善、市場予想の54.3(Bloomberg集計の中央値)も上回った。

4月のPMIは市場予想を上回り、また雇用指数が大幅に改善したという点でポジティブな結果と言える。ただし、先行きに目を転じると、昨年後半の水準に達していない構成指数も見られる。特に企業活動を直接反映した新規受注や生産の指数が昨年後半の水準と比較して低く、今後、さらなる改善が進むのかが注目と言えるだろう。


米国の製造業センチメントと生産指数/ISM製造業指数(PMI)

Xでシェアする Facebookでシェアする

経済研究部   主任研究員

高山 武士 (たかやま たけし)

研究・専門分野
欧州経済、世界経済

経歴
  • 【職歴】
     2002年 東京工業大学入学(理学部)
     2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
     2009年 日本経済研究センターへ派遣
     2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
     2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
     2014年 同、米国経済担当
     2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
     2020年 ニッセイ基礎研究所
     2023年より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【【4月米ISM製造業指数】順調に改善が進む、特に雇用指数の拡大は好感】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

【4月米ISM製造業指数】順調に改善が進む、特に雇用指数の拡大は好感のレポート Topへ